ビールが美味しい季節を知っていますか?何といっても夏場のビールは最高ですが暖かい春先は花見が出来ますし冬は鍋物に合います。当然食欲の秋にビールは欠かせません!要するに、一年中ビールは美味しいんです。しかし最近は何かと値上げの波が強くてお酒もその例に漏れません。ビールと言っても本当のビールは会社の宴会や特別な日だけで、普段は発泡酒や第3のビールで我慢している人も多いのではないでしょうか(私もそうです)。まがい物ばかり飲んでいてはビール党の名前が泣いてしまいます。かと言って小遣いも少ないしという時は自作です。ビールの手作り、ホームブルワリー(自家醸造)に挑戦してみましょう。日本の法律では無免許でアルコール濃度1パーセント以上のビールを製造すると酒税法違反してしまい50万円以下または5年以下の懲役に問われることがあります。しかしアルコール度数1パーセント未満のビールでも、ビール酵母の味わいは発泡酒やビールテイスト飲料とは比べ物になりません。手作りビールの面倒な点といえば、消毒と温度管理でしょうか。ビール瓶、タンク、各種器具の洗浄と消毒は慣れるまでは一仕事です。また、やはりビールといえば夏場が最高ですが、発酵期間は28度以下にコントロールしなければなりません。30度以上の真夏日が続くような期間はビールのためにクーラーを使う必要が出てきてしまいます。ビール作りにはいろいろと面倒なこともありますが、裏技を使って極力手間を省いた簡単な方法を紹介します。

手作りビールに必要なものと裏技

自家製ビール作りに必要なものにはどんなものがあるでしょうか。材料以外に最低限必要なものとしては、発酵用タンク、ビール瓶、漏斗、洗浄用ブラシ、鍋(4〜5リットル程の容量)である。本来ならばこれに王冠と打栓器(王冠をはめる道具)が加わるのですが、ここでの裏技としてビール瓶を工夫しましょう。アメリカで流通しているバドワイザーやオーストラリアのビール瓶ではツイストキャップと呼ばれる回してあけるタイプの栓が使われています。これを購入すれば打栓器は不要になり王冠を毎回購入する手間も必要ありません。他にもシャンパンのビンのように針金で栓を押さえるタイプのビール瓶もあるので、同様の使い方ができます。発酵用タンクは容量20リットル程度でしっかりしたものを選択した方がよいです。清潔で密閉できれば良いわけでポリバケツや灯油タンクで醸造するツワモノもいらっしゃるようですが、手間を省くには専用の容器を購入した方がベターです。下部に蛇口が付いているので瓶詰めの際に楽ですし、目盛りが付いているので分量が判り易い、口が広く開いているので洗浄がしやすい、などとビール作りが簡単になる工夫が沢山されています。最初はビール作り専用の容器を活用すると失敗も少ないです。鍋や漏斗は家庭にあるもので十分ですが、洗浄用ブラシはビール瓶の内部を洗うためのものなので、十分な長さとビンの口に入る細さが必要です。こちらも専用の器具を購入した方が作業に手間がかからず簡単で失敗を防ぐことができます。

自ビール(手作りビール)の作り方

上記以外にビール作りに必要なものに温度計があります。室温を管理するための温度計は壁掛けタイプのもので良いのですが、発行中の液体の温度を測るためのものも必要です。次に消耗品です。消毒用アルコールはエチルアルコールが便利です。洗剤等は洗い流す手間が必要ですが、エチルアルコールはスプレーで吹き付けてそのまま使えるので簡単です。後はビール原料とイースト、砂糖です。ビール原料とイーストは専門店か通信販売で手に入れましょう。砂糖は市販の上白糖、グラニュー糖で構いません。自家製ビールの作り方の大まかな工程は2つに分かれます。材料を混ぜ合わせてからタンクの中で行う一次発酵、ビンにつめてからの二次発酵とその後の熟成、となっています。まず最初にビール原料を沸騰した2リットル程度の湯に入れ焦げ付かないように混ぜながら煮立てます(製品によって多少異なるので説明書に従います)。温度が下がってきたら発酵用タンクに入れ水を加えます。20度程度になったらイーストを入れます。イーストを入れて12時間から48時間程度で発酵が始まります。温度により日数は異なりますが、表面の泡が消えて甘みがなくなったら一次発酵終了です。ビンに砂糖を入れてから一次発酵を終えたビールを注入し二次発酵に移ります。ビールの二次発酵は日光を避けて温度管理をするだけです。2週間ほどすれば飲み始めることができ、二次発酵を終えて熟成期間を置くと味に深みが出ます。経済的な自家製ビールを心行くまで楽しみましょう。