>>>
高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪の値が正常な範囲を超えた状態のことをいいます。最近では名称が改められ、値が高い場合だけでなく低い場合も含めて脂質異常症と総称されています。しかし、一般的には高コレステロール血症、高中性脂肪血症など、値が高い症状の方が多く、高脂血症という名称は根強く使用されているのが現状です。高脂血症(脂質異常症)自体は病名ではなく症状ですが、さまざまな恐ろしい合併症を引き起こすことが知られています。データ捏造で打ち切られたテレビ番組、あるある大事典ではよく「ドロドロ血液」などと表現されていましたが、決して間違いではありません。高脂血症(脂質異常症)は生活習慣病であり、その原因は食べすぎ、アルコールの過剰摂取、喫煙、運動不足、ストレス、肥満、などがあげられます。特に、脂っこい料理、肉、卵、乳製品が好きだったり、外食中心の食生活は高脂血症(脂質異常症)に成りやすいといえます。高脂血症(脂質異常症)の恐ろしいところは、健康診断などで高脂血症(脂質異常症)と診断されても自覚症状が無い場合がほとんどで、適切な治療を行わないと静かに、しかし確実に身体を蝕んでいく点にあります。血液中のコレステロールが高いと、少しずつ血管の壁に沈着していき動脈硬化となります。動脈硬化が進行すると、血管が細くなり詰まりやすくなり、心臓の血管が詰まれば心筋梗塞、脳の血管が詰まれば脳梗塞となり、ある日突然命を落とすことになりかねません。

高脂血症(脂質異常症)に適した食事療法とレシピ

高脂血症(脂質異常症)の治療には生活習慣の改善が欠かせません。もちろん薬物を使った治療法もありますが、薬物治療を行うかは患者の状態により医師によって判断されます。軽度の高脂血症(脂質異常症)場合は食事療法と運動療法をしっかり行うことによって十分改善することが可能です。また、高脂血症(脂質異常症)になっている場合、高血圧、糖尿病など他の病気も併発していることも多く、食事療法と運動療法はそれらの症状の改善にも効果的です。また、薬物療法を行っている場合でも生活習慣の改善は必要なので、適切な食事療法と運動療法を知り実行することが重要です。高脂血症(脂質異常症)の治療は、適正体重に減量することで大きな効果が出ます。その為に摂取エネルギーを抑え、コレステロールを多く含む食材を制限する食事制限と、エネルギーを消費するための運動療法を行うわけです。但し、食事療法では症状によっては必要な栄養素が異なります。また運動療法でも、急激に負荷の高い運動を行うと症状を悪化させたり、肥満により間接を痛める可能性があるので、必ず医師の指導を受けて行う必要があります。特に食事療法では、これを毎日食べれば症状が改善する、などというものはありません。誤った情報に踊らされずに、気長に続けて行くことが重要です。レシピを工夫する際は、肉が少なく、調理に油を使わない料理が多い和食のメニューを中心にするとエネルギーを自然に制限でき、食物繊維なども無理なく摂取することができます。

高脂血症(脂質異常症)に適した運動療法

食事療法でレシピを工夫しても、運動をしないとその分のエネルギーが過剰となり治療の効果は半減してしまいます。また、食事を制限するだけで体重を減らすと、脂肪だけでなく骨や筋肉の量まで減ってしまうので、高脂血症(脂質異常症)の治療においては食事療法と運動療法をバランスよく行っていかなければなりません。運動療法を行う場合には医師の指導に従い正しい方法で行うことが必要ですが、基本的には負荷の弱い有酸素運動が有効です。運動の強さは、軽く汗ばむ程度の運動が適していますが、肥満体型で体重が間接に過剰な負荷をかかることがあるので、ウォーキング、サイクリングなどが考えられます。体内の脂肪が燃焼し始めるのは運動開始後15分以上後、というデータがあるので、運動する時間は30分程度、2日に一回以上のペースが良いのですが、習慣とするには毎日行うほうが継続しやすくお勧めです。ウォーキングやサイクリングは天候によって運動ができないなどの阻害要因がありますが、プールでの水中歩行、エアロバイクなどを使うと無理なく継続的に運動が行えるほか、間接への衝撃が少ないので、特に体重が重い人には最適な運動といえます。また、決まった運動以外でも日常生活を送る上で、意識して身体を動かすことが大切です。エスカレーターやエレベーターを使わず階段を使用したり、自動車やバイクで移動する代わりに徒歩や自転車を使えばそれだけ運動量が増えますし、体力の向上も期待できます。